Webライター|どうしても気が乗らないときの対処法6選【モチベに頼るなと言われても……】
明日納期の記事があるのに、どうしても気が乗らない」
そんなことありませんか。
しのごの言わずに書き始めなければ納期に間に合いそうにないのにやる気がでない。ついついXを見てしまう。仕事机の片付けなんかをはじめちゃったりする。挙げ句のはてに漫画を読み出す。
結局は書き始めるわけですが、この小さな逡巡が積み重なって余裕があったはずのスケジュールがぱっつんぱっつんになることは多々あります。
そこで今回は、どうしても気が乗らないときの対処法をご紹介します。
目次
構成シートや発注シートにアクセスしやすい仕組みを作る
個人的には、ここにもっとも高いハードルを感じます。「なぜか書きたくないな」と感じる案件は構成シートや発注シートを開くこと自体になんらかの抵抗を感じていることが多いからです。
「ちょっと面倒そうだな」「リサーチが厄介そうだな」「レギュレーションが面倒だな」
お仕事なんだからごちゃごちゃ言わずにさっさと開いて書き始めればよいのですが、誰からも監視されない仕事ゆえに、自分に言い訳をしながら後回しにしてしまいます。
そして構成シートや発注シートが添付されたメッセージやメールが他の連絡に埋もれてしまいさらに「面倒」という感情が積み重なり、執筆へのハードルが高くなるのです。
こうならないために、やるべきことは構成シートや発注シートにアクセスしやすい環境を整えておくことです。すでに、構成や発注シートが埋もれてしまってからでも遅くありません。
昨今ではさまざまなタスク・スケジュール管理ツールがあります。有名どころでいえば、NotionやTrelloでしょうか。
こういったツールの中から自分が好きなものを選んで、構成シートや発注シートを一元管理する場所を作るのです。
「ここにいけば執筆に必要な情報が集積されている」となれば、毎日その場所にアクセスします。気が乗らない案件のシートも新しい原稿を書こうとする度に目にするわけです。
すると、後回しにしていることが可視化され、執筆にとりかかりやすくなります。
テキストエディターを変えてみる
ライターが執筆の際に使用する代表的なテキストエディターはGoogleドキュメントかWordがメインストリームだと思います。5年程前はWord納品が多数を占めていたように感じますが、いまはGoogleドキュメントが占める割合が増えています。
毎日GoogleドキュメントやWordを開いていると飽きてきませんか? 飽きているという自覚がなくてもきっと飽きています。
学生時代、新しいノートになると瞬間的にやる気がでて、丁寧に表紙に名前を書き、最初の3ページほどは見違えるようにきれいな字で板書をしたり、問題を解いたりしていたのではないでしょうか。
この現象をライティングにも応用するのです。これまで使ったことがないインターフェースのテキストエディターを使ってみましょう。「新しいものに挑戦するんだ」というフレッシュな気分で、エディターを開けるはずです。
パソコンに付属しているメモ帳やデフォルトのテキストエディタでもかまいません。サードパーティーの無料テキストエディタをダウンロードしてみてもよいでしょう。とにかく、いつもとは違うなにかを使ってみるのです。
他のエディターで執筆した原稿は、指定された納品形式に合わせる必要があるので、二度手間にはなりますが、1文字も書けないよりもよいです。
執筆する端末を変えてみる
いつもパソコンで書いているのであれば、あえてスマホやタブレットで書いてみるのもありです。パソコン+キーボードで書くほうが効率がよいのは間違いないのですが、1文字も書けないのであればゆっくりでもよいので原稿が進んだほうがよいに決まっています。
デスクトップパソコンからノートパソコンに変えてみるだけでも気分が変わります。
他に端末がないのであれば、音声入力を試してみてもOK。音声入力機能は、Googleドキュメントに無料で搭載されています。
執筆する場所を変えてみる
普段は仕事机で執筆しているのであればダイニングテーブルやリビングのソファに移動してみましょう。シャキッと気分が変わってちょっとだけやる気がでます。
近所に作業可能なコワーキングスペースやカフェ、喫茶店があればそこに移動してみてもよいですよ。歩いたり車を運転したりすることで気分転換にもなります。
ただし外で作業する際は、情報漏洩には要注意。後から画面が見えないようにすること、席を外すときはパソコンを持ち歩くことなどに気を配りましょう。
まずは生成AIに書かせてみる
生成AIはライターの強力なパートナーとなりつつあります。文章を作成するだけでなく、情報収集や表の作成等に活用している方も多いのでは?
執筆のモチベーションが上がってこないときは、なんの下準備もせずに生成AIに原稿のドラフトを作ってもらえばよいのです。生成AIにゼロから記事を作成してもらうと、正確性や文章の流れの点には懸念がありますし、そのまま使ってクライアントやGoogle、読者の期待に応えられるものにはなり得ません。しかし、叩き台に使うことは問題はありません。
記事の叩き台ができて弱いところ、ダメなところが目に付いたら、うずうずと修正したくなるはずです。そうなればあとはこっちのもの。
タイトルや見出し、テキストや流れも全部変えてしまってもよいのです。「これなら私がゼロから書いたほうがまし!」とリサーチしながら書き直しているうちに、原稿が完成します。
箇条書きで書くべきことを羅列する
原稿にとりかかる心のハードルが高すぎるときは、「もはや文章じゃなくてもよい」という気分で、原稿に書くべき内容を箇条書きで並べてみましょう。それも無理なら単語でもよいのです。たとえば、損害保険の「自動車保険 等級」というキーワードの記事ならこんな感じです。
・割引率
・割増率
・事故有り係数
・等級ダウン
・等級据え置き
・等級ノーカウント
・等級を上げる
・等級を維持する
・引き継ぎ
・無事故
・有事故
・セカンドカー
・ノンフリート等級
・フリート契約
・新規契約
・等級情報交換制度
このように執筆に必要なキーワードを書いてみると、文章があたまにふわっと浮かんでくるのでは? すでに構成がある案件であれば、さらに書きやすくなります。
お褒めの言葉や渾身の記事を眺める
「こんな難しい記事書けない」「この媒体、編集さんが厳しいから怖いな」
こんな気持ちが強いことも書けなくなる原因のひとつ。
こんなときは過去の実績を眺めてモチベを上げてみましょう。クライアントさんからいただいたお褒めの言葉やよく読まれた記事を眺めてみるのです。Google検索で1位を獲得した記事もおすすめ!
【まとめ】やる気がでないときは効率よりも書き始めることを優先に
今回のキジツクマガジンは、どうしてもやる気が出ないときに原稿を書く方法についてお届けしました。モチベに頼らずコツコツ原稿を書けるのであればそれに越したことはありません。でもどうしても頑張れないときはあります。そんなときは、効率よりも「まずは書くこと」を優先して、環境を変えるといった工夫をしてみてくださいね。
生成AIでさくっと叩き台を作りたいときはキジツクがおすすめです。キーワードを入力するだけで、タイトルからまとめ文までを一括で作成できます。
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