ライターキャリア:私がWebライターを選んだ理由とこれまでの道のり
こんにちは。フリーランスのWebライターをしている品木 彰(シナキ アキラ)です。保険や不動産、資産形成・資産運用、税金、クレジットカードなどの記事を執筆しています。
私がWebライターとして独立をしたのは2019年1月のこと。独立から6年半が経ちましたが、改めてこの仕事を選んだのは間違いではなかったと感じています。
今回は、私がWebライターという仕事を選んだ理由やこれまでの道のりなどをお話ししていきます。
目次
Webライターになった理由
私がWebライターを選んだ理由は、国語が得意だったからでも、文章を書くのが好きだったからでもありません。人と会話をするよりも、1人でパソコンに向かってもくもくと作業をする方が楽しかったからです。
また、営業の仕事であまり良い成績を残せなかったことも、Webライターになった理由の1つです。
会社員を辞めてフリーランスになろうと思ったきっかけは、スマホのニュースアプリでブロガーの記事を読んだことでした。地方で生活をしながら、会社に縛られず、自宅でブログを書いて生計を立てていることに強烈な憧れを抱いたのです。
とはいえ、当時の私にはブロガーとして読者を引きつけるだけの要素も文章力もありませんでした。そこで、これまでの職務経験を生かしながら、理想の生活を目指すためにWebライターを始めました。
どのようにライターになった?
続いて、私がどのようにWebライターになり、今日にいたるのかを簡単にご紹介します。
最初のライター報酬は手取り800円
フリーランスのWebライターを目指すために、まずはクラウドソーシングサイトであるランサーズに登録しました。
最初はタスクで簡単なアンケートに答えることから始めることに。本業に支障が出ることのないように、通勤時間や帰宅後の時間、休日などでタスクをこなしていきました。
その後しばらくして、生命保険のブログ記事を執筆するプロジェクトに応募します。生命保険会社の7年間の勤務経験があることを伝えたことで、無事に採用されました
お仕事の内容は、とある保険商品の内容を1,000文字程度で紹介するというもの。文字数はさほど多くありませんが、記事の執筆に慣れておらず、納品までに計6時間ほどかかりました。
案件の完了後に得られた手取りの報酬は約800円でした。金額は多くありませんでしたが、初めて会社を経由せずにクライアントから直接いただいた報酬であったので、受け取ったときの嬉しさはいまでも忘れていません。
独立から1年目は金銭的に苦しい毎日
プロジェクトの実績を重ね、ある程度稼げるようになったタイミングで独立を決意します。2019年1月に独立し、専業ライターとなりました。
しかし、独立後は順風満帆とはいかず「プロジェクトに応募しても通らない」「継続のご依頼にいたらない」「大口の案件が突然終了」などで赤字続き。貯蓄を切り崩しながら、食いつなぐ生活がしばらく続きます。
少しずつ実績が積み上がり収入も増加
金銭的に苦しい日々を過ごしながらも、家族を養うために歯を食いしばって原稿を書き続けました。
ディレクターや編集者からいただいたフィードバックをもとに執筆力を磨き、記名記事の執筆をこなして、対外的にアピールできる実績を積み上げていきました。
すると、ご依頼の数や収入は少しずつ増えていき、独立2年目にして、ようやくWebライターの仕事のみで生計が立てられるようになります。
その後も、新規のご相談や継続的なご依頼をいただいており、2024年7月現在もWebライターとして原稿の執筆に取り組む日々を送っています。
Webライターを選んで良かったと思う理由
現在もWebライターという仕事を選んで、本当に良かったと思っています。その理由を3つご紹介します。
1.好きな場所で働ける
社会人になって間もないころ「会社に通勤することなく自宅でパソコン1台で仕事をして生活できたらどんなに幸せだろう」と思っていました。
毎日決められた時間に通勤をし、夜遅くまで働くような生活を送ることが、自分にとっては大きなストレスだったようです。
フリーランスのWebライターであれば、自宅でも仕事ができます。ライターの仕事が軌道に乗り、家族を養いながら将来に向けた資産形成もできるほどのお金を稼げるようになったことで、かつて思い描いていた夢を叶えることができました。
また、自宅での仕事に行き詰まったときは、カフェやコワーキングスペースなどに移動して仕事ができることも嬉しいポイントです。
2.仕事環境や道具にこだわれる
会社勤めのころは、勤務先から支給されるパソコンで仕事をするため、自分が好きな道具を選べませんでした。その点、フリーランスのWebライターであれば、仕事に使うPCやキーボードなどを自由に選ぶことができます。
仕事で使うデバイスは、大好きなApple製品で統一しています。たとえば、仕事用のパソコンは「Mac」を2台(デスクトップ1台、ノートPC1台)使用しています。2台用意しているのは、1台が壊れてしまったとしても、仕事を継続できるようにするためです。
外出先で仕事を進めたいときや気分転換をしたいときは「iPhone」で原稿を書くこともあります。参考サイトや参考書籍を閲覧したり、手書きで思考を深めたりしたいときは「iPad mini」が役立ちます。
ライターの命と言っても過言ではないキーボードは「REALFORCE」を選びました。打鍵感が心地良いだけでなく、長時間打っても疲れにくいため、とても気に入っています。
このように、1つひとつ厳選された道具で仕事ができることは、フリーランスのWebライターの醍醐味であり、私がこの仕事を選んで良かった思える理由の1つとなっています。
3.比較的柔軟に仕事を調整できる
フリーランスのWebライターは、仕事をする時間や量を比較的自由に調整できます。
もちろん納期は守る必要がありますが、その日の体調や気分、家族の都合、今後の予定などに合わせて、仕事の進め方を柔軟に変えられるのは大きなメリットだと感じています。
私の場合、スケジュールを調整して平日に旅行をすることが、1つの楽しみになりました。土日や大型連休にする旅行とは異なり、道はさほど混んでおらず、テーマパークや施設も空いているのでとても快適です。また、宿を予約しやすく宿泊料金も安く済みます。
2024年は、昨年や一昨年よりも仕事量をやや減らしています。長男は小学校へ、次男は保育園へそれぞれ通い始め、妻がデザイナーの新たに仕事を始めたことが主な理由です。自分は仕事を少し減らして、家事や育児の時間を確保するように調整しています。
ライターを続けるために取り入れている習慣
Webライターを長く続けていくためには、自分なりの工夫が必要だと感じています。私が取り入れている習慣は以下の3つです。
毎朝かかさず散歩をする
朝起きたら、自宅の周辺を10〜20分ほど歩くようにしています。朝に散歩をすると、シャキッと目が覚めて仕事に集中しやすくなります。そのため、午前中に頭が働かず仕事が思うように進まないという日が著しく減りました。
また、朝の散歩は貴重な身体を動かす時間でもあります。仕事柄 座る時間が多い自分にとって、朝の散歩は運動不足を解消する手段の1つのです。
ライターという仕事を続けていくうえで、朝散歩は欠かせない習慣となりました。暴風雨で傘を差すと歩けない日や体調不良の日を除いて、基本的には毎朝 散歩をしています。
モーニングページを書く
モーニングページとは、簡単にいえば朝一番に書く日記のことです。頭に浮かんだことをひたすら手書きするという作業です。
「今日だけで3記事仕上げられるのだろうか」「今月も依頼がきちんとくるのだろうか」といったモヤモヤを朝にひたすら書き出すことで、雑念がなくなり頭の中がスッキリします。
仕事や日ごろの生活で抱える悩みと、上手く付き合いながら働いていくうえで、いまやモーニングページは必要不可欠な習慣です。
Webライターには魅力的な面がある一方で、苦しい面も多々あります。「Webライターになるべきか悩んでいる」という方は、今回ご紹介した私の経歴やこの仕事に感じる魅力などを参考にしていただけますと幸いです。
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